就活生と話してきた

先日、会社の就活セミナーみたいなものが開かれて、大学生と話す機会を得られた。
就職氷河期って何なんだろうね。自分が会ったのはだいたい修士の人たちだったけど、本人にとってみれば何の事はないのかもしれない。特に理系の修士は飄々としたもので、就職氷河期なんかはテレビの中の出来事のように捉えてるぐらいの感覚なのかもしれない。
反面、学部生の子達は、真面目に就職氷河期問題に直面していた。不安で仕方がないようで、怯えた子羊のような目をしていた。

学部と修士の違いって何なんだろうね。修士は一度同期の就職活動を見てるから落ち着いているのかもしれない。学会の経験なんかも大きいのかもしれない。でも、正直自分の目から見ると、修士と学部の違いがサッパリ分からなかった。見る目が養われていないってのもあるんだろうけど、なんかもうちょっと普通はあるんじゃないのかとも思うんだけどね。
学部生はチャンスなんじゃないかな。修士との差は縮まってる。人生経験で言えば、二年しか変わらないし、大きな所で言えば研究をやっているかやっていないかだけだ。まあ、知識とか研究成果ではどうしても敵わないんだから、人生経験で勝負すれば、研究職でもない限り十分戦える。とにかく普段自分がやらないことや、やりたくない事に挑戦してたらいいんじゃないかな。他の人が持ってない経験は、差別化のためのいい武器になる。
何やればいいか分からない奴は、とりあえず一人で夜の街に繰り出して小さい居酒屋や、バーのカウンターで酒飲んどけ。そしたら、誰か話しかけてくれて、世界がちょっと広がるから。